さて、もう一週間前になりますが久しぶりにクラシックのコンサートに行ってきました。『東京ヴィヴァルディ合奏団』の春の定期演奏会で、お目当ては大学の先輩でもあるソプラニスタの木村優一さんが歌うペルゴレージの『スターバト・マーテル』でした。
ペルゴレージって普段クラシックを聴かない人にはあまり馴染みにのない名前かもしれないですね。モーツアルトより前の世代の作曲家で、自分も大学の西洋音楽史(確か必修だった…)で初めて知りました。『奥様女中』(昼ドラのタイトルみたい)、『オペラブッファ』(美味しそう…)、『ブフォン論争』(なんか強そう…)、と一緒に覚えた名前です。
『スターバト・マーテル』は26歳で夭折したペルゴレージの遺作となった曲です。弦楽合奏とソプラノとアルトのソリストという編成です。宗教的な内容で、もともとはカストラートとカウンターテナーで歌われていたようです。
今回の演奏会では、まさにソプラニスタとカウンターテナーという男性二人のソリストによって歌われました。木村優一さん、カウンターテナーの村松稔之さん、それぞれに素晴らしい声でした。
生で初めて聴く『スターバト・マーテル』はやはり本当に名曲でした。クラシックの中でも宗教曲は文化的な差異を大きく感じるのですが、それでもずしーっと心に来ます。ヨーロッパの古い教会で聴けたらなぁなどと妄想してしまいました。
0 件のコメント :
コメントを投稿