2016年7月22日金曜日

野沢温泉へ。

 関東地方の梅雨、そろそろ明けてもよいのになぁと思いつつ、水不足なのでもっと降って欲しいとお願いしてみたり、人間は勝手です。

 

 さて、7月8日に長野県の野沢温泉村で演奏して来ました。師匠の菅原久仁義先生、奥様の泉山章子先生、それから今回初めてご一緒した桜井智永さん、田村法子さんという邦楽界の百戦錬磨の先輩方、それからぺーぺーの私。というメンバーでした。野沢温泉村へ演奏に伺うのはなんと今年で4年連続の4回目。教育長さんが邦楽への理解と情熱を持っておられていて実現しています。そしてありがたいことに私も末席に加えさせてもらっています。

 

 昼は中学校で演奏会とワークショップでした。以前より音楽の授業に尺八を取り入れていて生徒の皆さんは一人一本プラスチック製の尺八を持っています(まるでリコーダーのように!)。もちろん皆音の出る状態です!(すばらしい!!)。一部の生徒は箏を弾いて、全員で『ふるさと』を合奏することができました。日頃から指導されている先生には本当に頭の下がる思いです。近い将来野沢温泉村かプロの尺八奏者が生まれるかもしれません。

 

 夜は、『故郷』『春の小川』『朧月夜』などの作詞者で知られる高野辰之博士の記念館『おぼろ月夜の館』でのコンサート。リハーサルの後ものすごく強い雨が降り心配したのですが開場前にはやんでくれて安心しました。前半は鹿の遠音、春の海、絲と竹の時(沢井比河流)、と邦楽オリジナルの曲。後半は唱歌、ビートルズのアレンジなどを汗をかきながら演奏しました。

 

 翌朝は少し早起きをして外湯へ。外湯は村民の方が管理している公共の温泉で、温泉街に13カ所あります。まだ入ったことのなかった『熊の手洗湯』へ。疲れも吹き飛ぶとても良いお湯でした。

 

 毎年あたたかく迎えてくださる村の職員の皆さん、先生方、生徒さん達、コンサートへいらして下さった皆様ありがとうございました。

 


学校の掲示板。尺八も風物詩に。うれしい。


麻釜(おがま)野菜を茹でたりする場所。


きれいに咲いていました。


公民館にさらっと飾られていた岡本太郎。